第360話彼女に満足感を見出した

ヴェーダは胸をぽんと叩き、「ゾーイ、これは本当のことよ。おじいさまたちに知られたって、だから何? それに心配しないで。私が引き受ける。おじいさまにバレたって、私に何かするわけないもの」と言った。

ゾーイはたちまち胸を打たれ、ヴェーダの手をぎゅっと握った。「ヴェーダ、本当にありがとう。あなたって私にすごく優しい。こんな友だちがいるなんて、私、幸せ者だわ」

褒め言葉に気をよくしたヴェーダは、ますます昂ぶった。ふいに名案がひらめき、これは完璧だと信じ込んだ。

「ゾーイ、いま思いついたの。キング・グループとスミス・グループ、両方から正式に声明を出させればいいじゃない。私が帰っておじいさまを説得す...

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